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というとは?

[ 75] ITmediaニュース:「はてな」という変な会社 (1/2)
[引用サイト]  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/04/news036.html

ネット企業なのに紙で進行管理。社内会議はMP3でWeb公開。オフィスがあるのに仕事は図書館。旅先の宿で新サービスを開発――「はてな」はとにかく、型破りな会社だ。
「合宿いけへん?」――はてなの近藤淳也社長がそう切り出すと、社員の大反対にあった。ブログサービス「はてなダイアリー」など、20万人以上のユーザーをかかえる、たった10人の会社。遊びに行っている暇はない。
それでも近藤社長は強行した。「きっと何かあるから」。開発者を連れて平日3日間、冬の海を見下ろす宿で過ごした。ひたすらコーディングする以外、やることがなかった。「3日間で5日分くらいの仕事ができた」
この合宿で生まれたのが、国内初のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」。合宿に行くまでの車の中で「何作ろう?」とアイデアを募り、宿でコーディングし、帰ってきた次の日にリリースした。たった4日の早業だった。
はてなブックマーク。ブックマークを簡単に登録でき、自動でカテゴリー分けする。同じ記事をブックマークした人を探すこともできる
合宿は、頭をクリアにして新サービスを考え、生産性を上げるための試みだった。はてなの社員はこの1年で倍増し、組織としての形が見えてきた一方、新サービスの開発が日に日に難しくなってきていた。「場所を変え、“3日間はこれだけ作って帰ろう”というシンプルさが必要だと思った」
ユーザーサポートや、既存サービスの細かな改善という連続的な仕事ならオフィスが向いている。しかし、既存のものを否定しゼロから創造する非連続的で破壊的な行為には、オフィスは不適だという。
その後の合宿でも「はてなRSS」「はてなアイデア」など、続々と新サービスができた。最初は反対していたスタッフも、徐々に合宿の効用を認めてくれるようになった。場所を変えることにハマり、普段も図書館で仕事するスタッフまで出てきた。
はてなのオフィスと近藤社長。記者が取材に訪れた日、オフィスの半分が空席だった。図書館で仕事しているためだ
「9月の合宿は、アメリカなんです」。とうとう海外遠征の許可が下りたと、近藤社長は嬉しそうに話す。大好きな旅が、仕事の一部になった。宿の手配から車の運転まで全部1人で引き受けるが「めちゃくちゃ楽しい」という。
「何が必要か、常に自分の頭で考えることが必要」――平日に社員の半数を引き連れて合宿するなどという、経営の教科書にはまず載らない発想は、近藤社長の頭から生まれる。成功例を真似しないから、失敗も多い。トライアンドエラーを繰り返す中に、きらりと光る成功がある。「あしか」もその1つだ。
「あしか」は、はてな開発陣の進行管理ツール。材料は段ボール箱と、コピー用紙の裏紙だ。箱は4つの区画に仕切ってあり、「終わった」「すぐやる」「そのうちやる」「ペンディング」と書かれている。開発タスクは紙に書き、どんどん箱に入れていく。アナログなことこの上ないが、これで十分だという。
スタッフのスケジュール管理も、ずっとアナログだった。壁掛けカレンダーに、全員の予定を手で書いていた。ある時、「社外からも予定を知りたい」という声が出たため、改善策を考えた。「ライブカメラでカレンダーを映したらいいんじゃないか、とか」
ここで、スケジュール管理システムを作ろうなどという“ネット企業っぽい”発想に行き着かないのが、はてならしいところだ。「スケジュールシステムを作れと言われると、サイボウズやYahoo!カレンダーを見て、みんなだいたい同じものを作る。でもそんなの、はてなでやる意味がない。サイボウズを使えばいいんだから」
とはいえ、カレンダーをライブカメラで映すのはさすがに本末転倒ということになり、グループウェア「はてなグループ」に、シンプルなカレンダー機能を実装した。日付をクリックすると、真っ白なコメント欄が表示されるだけ。個人のスケジュール帳と同期する機能もなければ、スケジュールの開始・終了時間の記入欄すらない。
「これまでカレンダー1枚で良かったんだから。ミーティングの終了時間なんか誰も書いていなかったし、相手のスケジュール帳を埋めるなんて、そんな面倒なことやってない」。システムを作るとなると、いろんな機能を入れたくなるのが人情。そこを一歩引いて考え、本当に必要な機能だけを入れていくのがはてな流だ。
「他の人がどうしているかとか、よくある製品がどうなっているのか見たら、その時点で思考停止。そうではなくて、自分が欲しいものを自分の頭で考える努力をしないと、いいサービスは作れない」
「本当は意味がないのに、みんなが不便しているものってあると思う。そういうのが嫌なんだろうな」――無意味なものを壊してやりたいという衝動が、近藤社長の中にあるという。
「意味もなく偉そうな人とか、親が偉いだけで威張っていたり金持ちな人が嫌いで。そういう人にゴロニャーンと順応して生きていくか、そういう人の意味のなさを暴いて生きていくかというと、後者の生き方を選ぶ」
小さいころからそうだった。中学校で生徒会長になった時。初めての会合で「制服をなくそう」と訴えた。「制服って意味あるんかな? 意味分かる人いたら答えてよと聞いたんです。でも誰も真に受けなくて、話がまったく進まなかった」
スタッフの多くがオリジナルの「はてなTシャツ」を着ている。はてな流のクールビズといったところだろうか。もちろん強制ではない
はてなの運営にも、この姿勢を貫く。例えば、だらだら続く意味のない会議は、無駄だからしない。毎朝の短いミーティングで意見をシェアし、すぐ行動に移す。きれいなプレゼン資料を1枚作っている暇があったら、コーディングしていたほうがいい。
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[ 76] 天才になるのに遅すぎるということはない
[引用サイト]  http://www.aoky.net/articles/kathy_sierra/its_not_too_lat.htm

Webやテクノロジーの世界では(その他の多くの分野でも)、大きなアイデアというのは若い人から生まれるようだ。弱冠27歳にして、Ruby on
意義を与えた。それにFlickrを作ったカタリナとスチュワートがいる。そして言うまでもなく、私がこの記事を書いているブログサービスの
ラリーとサーゲイ、Googleの裏にいる「男の子」たち。ジェフ・ベゾスがAmazonを設立したのは、ちょうど30歳のときだった。O'Reillyの最初のFoo
Campで、バート†をゲームで苦しめていた相手の若い子がBitTorrentの作者であるブラム・コーエンだったことを後で知った(彼はTime誌の最も影響力のある100人に選ばれている)。
答えは明らかにイエスなのだ。フランク・ロイド・ライトが最高の仕事をしたのは70の時だ。アルフレッド・ヒッチコックが軌道に乗り始めたのは60近くになってからだ。ベートーベンが第九を作ったのは?
経済学研究者のデビッド・ギャレンソン(彼自身晩成型)は、長年コツコツと取り組み続け、そしてついにクリエイティビティをリバースエンジニアリングする方法を発見した・・・イノベーターには2種類、構想型イノベーターと経験型イノベーターがいることを発見したのだ。構想型イノベーターというのは、偉大なアイデアを早い時期に得て、多くの場合30代を過ぎる前にピークに達する。彼らは一夜にして業界を(時には世界を)変える。経験型イノベーターの方はクリエイティブな試行錯誤を繰り返しながら静かに進み続けるが、ずっと後??しばしば50代以降??になるまで世に広く知られることはない。
もちろん偉大なアイデア型の人の中にも、早い時期に始まってずっとピークを過ぎずに持続する人たちもいる。他の構想型の多くとは異なり、彼らは20代で画期的な仕事をした後も、燃え尽きることがない。私の出版人であり、友人でもあるティム・オライリーは明らかにそういうタイプの1人だ。ガイ・カワサキもしかり・・・彼はAppleの初代Macのエバンジェリストで、1992年にベストセラーとなったSelling
the Dream†(古典だが、今でも役に立つ!)を書き、それ以来ずっと活動を続けている。そしてDHHについて私が知っていることからすると、彼もまた、まだウォーミングアップしているところなのかもしれない。私たちは彼のすごいアイデアを、このあと何年、何十年と聞き続け(そして使い続け)ることになる
ここに書いたことはすべて、私のお気に入りであるダニエル・ピンク(人生や仕事を変える本、A Whole New
Mind†の著者)のアーティクルに基づいている(読者の多くはこのアーティクルをすでに読んでるんじゃないかと思う)。そのアーティクルの表題は"What Kind of
私はそのアーティクルを最初に見たとき、ざっと眺めてから、長いコーヒーブレークの時のために取っておくことにした。しかし引っ越しやら旅行やらのどさくさにまぎれて雑誌をなくしてしまい、今朝ようやく見つけたのだ。私が天才になることは決してないだろうし、「若い/構想型」グループに入れる可能性はまったくゼロと言っていいのだが、それでもこのアーティクルには勇気づけられた。私にも??そして30代を過ぎた人たちみんなに??まだ希望があるのだ。
そのアーティクルの終わりで彼は、生意気さや大胆さがマネージャ(あるいはクリエイティブな天才を扱えるほどの柔軟性を欠いた職場のポリシー)によって押し殺されないようにする必要があると書いている。これまたもうひとつの「当たり前のこと」だ(マネージャたちはみんな同意するが、実際にそうする人はめったにいない)。彼はスロースターターのことも見捨てずに、こう書いている。
「しかし私たちは、あまりに早くピークを迎えることを、なんていうか、回避した人たちに余地を残しておくべきだと思う。彼らの最もイノベーティブな日々はこれからやってくるのだ・・・私たちはぐずぐずしている不確かな人たちにも目を向けて、あまりに早く見限ってしまうのでなく、彼らが中年になってから上向きの曲線に乗るチャンスを与えるべきかもしれない。
もちろん何も成し遂げていない65歳がみんな知られざる経験型イノベーターというわけではない。これはクリエイティビティに関する一般理論であって、たるんでいるベビーブーマーの自尊心へのバイアグラではない。怠慢や先延ばしや無関心を正当化するものではないのだ。しかしこれは、絶えざる好奇心を持って働き続け、彼方のウサギにくじけることのないひたむきなカメたちの心を勇気づけるかもしれない」
私たちが迫っているから。ただ、すごくすごくおそーいだけ。そして私たちには前の世代が持っていなかったアドバンテージがある・・・インターネットだ。それにブログ。オンラインで??地球を巡って??人々と繋がるためには、無料のブログアカウントしか必要ない。私が最初に取り上げたドク・サールズの引用には続きがあった。彼が本当に言った
「私が世に知られていることは、ほとんどすべて50以降にやったことだ。そしてインターネットがなければ、そのどれもなしえなかった」
クリエイティブになるのに遅すぎるということはない。違いを生み出すのに遅すぎるということはない。ただ・・・挑戦し続けることだ。そしてあの九十何歳かのおばあちゃんが後悔していることがありますかと聞かれたときに、何と答えたのかを覚えておこう。「こんなに長生きすると知ってたら、60の時にバイオリンを始めたろうに。そしたらもう40年の経験を積んでいたことになる・・・」
(あなたがどっちのタイプ??構想型か経験型か??であれ、写真の中でデビッドとドクの使ってるコンピュータが何かってことに注意して。ちょっと言ってみただけよ・・・)
写真の帰属について: 写真を撮ったのはジェームズ・ダンカン・デビッドソンで、彼はTomcat Java
Webコンテナを作り上げ(そしてSunがそれをオープンソースとしてApacheに寄贈することを驚くべき努力の末に実現させ)、さらにAntを作った。すべて30の頃にだ。彼は単なる技術の天才であることに飽き足りず、最近では第2のキャリアとしてプロの写真家もしている。なんてやつ!

 

[ 77] Web 2.0という時代の先にあるもの:コラム - CNET Japan
[引用サイト]  http://japan.cnet.com/column/mori/story/0,2000055916,20340040,00.htm

昨年秋からWeb 2.0というコトバを目にするようになり、今年2月の梅田望夫氏の「ウェブ進化論」出版で、日本でもそれは瞬く間に広がった。すでに先行して存在していたGoogleのAPIなどを用いたマッシュアップサービスやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログなどがそのコトバに包含されるモノとしてとらえ直され、Web 2.0のサービスとしてこれまでとは異なる視点からの評価がなされるようになった。実際、SNSやブログなどを扱う「Web 2.0系企業」の株式公開(IPO)も相次ぎ、コトバだけではなく経済面で実質を伴ったという点で、2006年は「Web 2.0」の年であったといってもいいだろう。
Web 2.0というコトバは、不連続的なイノベーションやパラダイム転換を示すのではなく、ウェブの連続的な変化=進化の到達点を一括りにして表現したものでしかない。そのため、厳密な定義など不可能な「バズワード」と言ってしまえばそれまでということにはなる。しかし、1994年にインターネットの民間開放(まだ、ウェブがそれほど普及していない時代でもあった)がなされたときに多くの理想主義者が想像した、インターネットによる「完全な民主主義の実現」を技術的に実現可能とするための条件がそろってきたという点で、やはりWeb 2.0というコトバは時代の象徴として把握しやすい表現であったに違いない。
逆に言えば、インターネットに本質的に期待されたエンドユーザーの自発的な情報発信の促進や相互の自律的な連携、企業などの持つ膨大な情報資源への自由なアクセスが可能にする情報の非対称性の解消などは、ただ単に世界中に張り巡らされたフラットな通信網=1.0では実現できなかったということであろう。その意味において言えば、Web 2.0は技術面での進化ではなく、それを使う人々の成熟を示す言葉であるのかもしれない(実際、Web 2.0を構成するサービスの多くは画期的な新テクノロジーで構成されているというより、1.0の頃に開発された枯れた技術を使い込むことで得られた洞察に基づくものが多いという印象が強い)。
一方、Web 2.0の特徴の中で語られることの多い「ロングテール」という現象は、1.0の時代ではあまり想定されなかった(あるいは、想定したくなかった)もののひとつであろう。1.0の時代の理想主義者は、「グローバルにフラット」でかつそこで利用されるアプリケーションは自由に構築可能な状態を、インターネットという世界共通インフラが提供してくれると考えていた。
しかし、実際にはインターネットという均質的なインフラが構築されても、依然として社会構造は均質的にはならず、むしろ情報分布の社会経済的な疎密という側面をより大きく強調することになった。またこれまで視覚的にとらえられなかった社会の中での情報のマクロな分布は、むしろ均質性よりも大きく多様性を反映した広がり=ロングテールと、依然として一部の存在に情報や利用、需要が集中したり依存したりする様子を同時に描き出した。
このことは、抽象的に世界を把握することに長けた経済学や複雑系科学の研究者は想定していたものの、GoogleやAmazonなどのように、ロングテール現象を直観的に把握できるケースが生まれるまでは、あまり多くの人には知られていなかったことだ。そして、そのことを改めてWeb 2.0というコトバの中で受け入れ、そして肯定するという「了解」の作業が行われたのではないだろうか(しかしながら、Googleなどの存在を過大に評価する傾向も同時に強まっている。確かに蓄積されたデータをもとにして新たな価値を生み出す企業としての先進性は高いものの、それを創造主のごとく拝み奉るのはいかがなものか)。
Web 2.0という世界は、すでに現実であり、コトバそのものが前述のようにイノベーションやパラダイムを意味するのではなく、状況を示すものである限り、僕らにはただちにその次を目指して世界を構築する義務があるはずだ。もちろん、そのためにはWeb 2.0という基盤を用いるための十分な知見や洞察も必要になるが、それにとらわれすぎていてはいけない。また、1.0の時代に語られたような過剰な期待に振り回されてもいけない。
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