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英語とは?
[ 69] 英語 - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E
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英語(えいご、English)は、世界の広い地域で話されている言語の一つで、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イングランドを発祥とする言語である。 英語の「英」とは、Englishという単語のポルトガル語訳 ingles の漢訳「英吉利」の略である。他に Inglaterra の漢訳とする説もある。英語という語はイングランド語あるいはイギリス語の略だが、フランス語やドイツ語など他のヨーロッパ発祥の言語と違い、日本ではこの言語のみ略称が一般的に通用している。 現在、連合王国全体としての国家語は英語であるが、連合王国に含まれるウェールズやスコットランドでは英語以外の言語話者もいる。 20世紀中盤まで、イギリスが多くの植民地を抱えていたことが、英語話者数の増加の要因となった(大英帝国を参照)。イギリスの採った植民地政策は間接統治であった。つまり、エリート層をイギリス本国で教育を受けさせ、それぞれの植民地へ送り返した。上層階級であるエリート層はみな英語で教育を受けたため、植民地行政では英語が支配的となり、独立後もこの状態が続く。かくして、旧イギリス領(現在その多くはイギリス連邦に加盟している)では英語が公的に(政治・経済・教育で)使われるようになり、イギリスとこれらの地域の共通語になった。 第二次世界大戦後、イギリスは徐々に国際政治での影響力を弱めていくが、かつて英国が植民地として建設した土地であり、また同じ英語を使用する国でもあるアメリカ合衆国がビジネス・メディア・自然科学・医療・芸術など学術・文化をはじめ広い分野において強い影響力を持つようになり、結果として英語が有用な外国語として世界に広く普及することになった。国際機関や国際組織、外交分野、国際ビジネスなどにおいて一般に英語で文書を作成するようになり、また打ち合わせなども英語を用いることが多い。航空管制の無線交信も(英語圏ではない国の国内線であっても)原則、英語とすることとなっている。 また英語は、様々な言語から語を輸入している。例えば日本語由来の karaoke (カラオケ)や tsunami (津波)、ラテン語起源の de facto (事実上、デファクトスタンダードのデファクト)、ドイツ語由来の kindergarten (幼稚園)、ヒンディー語由来の shampoo (シャンプー)などが挙げられる[2]。 ヨーロッパの他の多くの言語と異なり、ダイアクリティカルマークはほとんど用いない。 手書き時は、アルファベットが連なる筆記体が以前は主流だったが、現在は署名(サイン)を除いて読みやすさなどの観点からブロック体が主流である。 英語の発音と綴りの間の関係は、他のヨーロッパの言語と比べると一貫性に乏しい。これは主に中英語時代である15世紀初頭に始まり、近代英語初期である17世紀初頭に終わった大母音推移という現象にも関わらず、印刷技術が普及していたために綴りが固定化して基本的に変更が加えられなかったことに起因する。それ以前はnameはナーメと、timeはティーメと綴り通り発音されていた(というよりも発音どおりに綴られていた)が、ネイムやタイムという発音に変化したにも関わらず、neimやtaimなどと綴りが変更されることはなかったため、現在まで英語学習者を悩ませている綴りと発音の不一致が起きている。以下に発音規則を示すが、例外も多い。このことは、英語が他のヨーロッパ系言語から単語を借用する際に、多量の単語を元のつづりとあまり変えずに借用したことに起因する。 この項では英語教育・英語学習者に適する「伝統文法」(規範的)の枠組みを示す。これとはまったく別の記述的英文法は生成文法および英語学を参照されたい。 インド・ヨーロッパ語族の特徴である名詞の性や格がほぼ消滅しており、格変化は代名詞に残るのみである。このため語順がSVOで固定している。 インド・ヨーロッパ語族の中では、動詞の変化が単純化している。しかし不規則動詞の数は比較的多い。規則動詞の変化形は過去形・過去分詞の-ed、現在分詞・動名詞の-ing、三人称単数現在形の-(e)sのみである。不規則動詞(古英語における強変化動詞の一部)では現在形、過去形、過去分詞で語幹変化が見られる。 二人称単数としての thou は現在ではほとんど用いられない。ごく稀に『汝』と言った意味合いで詩などで用いることがある。You はもともとは thou の複数形である。 名詞の格、性による変化は消失したが、可算名詞(countable noun)は、複数を表す語尾として"-s"を付する(例:books「本」)。語が無声音で終わっていれば発音は[s]、有声音なら[z]となる。もともと語尾が"s"になっている語では、"-es"と付する(例:gases「(数種の)気体」)。また、"f" /f/ で終わる語の中にも複数語尾が"-es"となる語があり、その場合 /f/ は有声化し[v]となる(例:leaves「葉」)。 なお、古英語時代の強変化名詞の中には、複数変化に伴う語幹の音変化を現代英語でも保っている物がある(例:mouse>mice「ネズミ」)。また、単複同型のもの(例:fish「魚」、Japanese「日本人」)、弱変化名詞の変化を未だ保っているもの(例:ox>oxen「オスの去勢牛」)、"woman"→"women"といった不規則変化など、例外も多くある。 ある名詞が何らかを所有していることを表し、直後に置かれる他の名詞を形容詞的に修飾する場合、単数の場合は語尾に"-'s"、複数の場合は"-'"(アポストロフィのみ)を付する(例: king's mother「王の母」/ kings' mother「王たちの母」)。中英語期まで、所有を表すには属格(genitive)を用いていたが、現代では弱変化名詞属格の活用語尾の名残としてこのような形になって一般化した。 ドイツ語(-en)やフランス語(-er、-ir)と違い、不定形(inifinitive)に一見して動詞とわかる綴りの形はない。したがってある単語の原形が与えられたとき、動詞かどうか判断する方法はない。このため語形を変えずに品詞の転換が容易である。例:「smoke」は名詞では「煙」「タバコの一服」だが、そのまま動詞として「煙を出す」「タバコを吸う」とも使える。 一般動詞においては過去形、過去分詞形、現在分詞形、動名詞、三人称単数現在形以外では目に見える形で活用せず、実質原形を用いる。 中英語期以前までは、現在・過去のいずれの時制でも現れ、それぞれ固有の語形変化をもっていたが、現代では仮定法自体やや特殊な用法となっている。"if"などを用いた条件節(conditional clause)内においては一般動詞を過去形に、be動詞の場合は"were"にすることによって法を表現し(現在の口語では主語が"you"以外の単数の場合"was"が用いられることもある)、条件節以外では助動詞の過去形(例:would, could, might, should)を用いることによって表現する。仮定法本来の動詞変化が消失したためにこのような形で表現するのであるが、そのせいで動詞の語形変化で表される時制と、仮定法によって叙述される時制にズレが生じる。 条件節内を「助動詞haveの過去形"had"+過去分詞」とし、主節(main clause)内を「助動詞過去形+助動詞have+過去分詞」とする。これを「仮定法過去完了」という。 なお、主節の動詞が話者の意思を表す動詞(intentional verb)の場合、従属節(subordinate clause)内の動詞が人称・時制にかかわらず原形になる場合があり、これを「仮定法現在」という。叙述されている時制は主節内の動詞の時制となる。これはアメリカ英語に多く見られる用法であり、イギリス英語では従属節内の動詞の前に"should"をおく。 動詞を原形で文(sentence)の最初に置くことによって表現する。命令法以外では文頭に動詞の原形が置かれることはほとんど無い。 英語の基本的な時制は、非過去(nonpast)と過去(past)の二つである。これはゲルマン語系言語に共通する特徴である。過去形は不規則変化動詞においては語幹変化で、規則変化動詞においては"-ed"語尾を付して表現する。本来、英語には未来時制がないので、未来のことを表現するときは法の助動詞"will", "shall"を用いて表現したり、"be going to"という慣用表現を用いたりする。直近の予定は現在進行形で表現することもある。 時制、法 (will)、完了、進行が各2通りあるので、実質的な時間表現は16通りある。不定詞では相および態しか使えない。本来の時制の他、will による未来表現も時制に入れることがある。この場合、現在 (-O)、過去 (-ed)、未来 (will)、過去未来 (would) と呼ばれる。 「助動詞"have"+過去分詞形動詞」によって表される。助動詞haveを過去形"had"にすることにより、完了相の時制を表現することが可能である。 過去完了を用いることにより、間接話法中において、時制の差異を表現することができる。これを「大過去」ともいう。 現在完了と過去時制との違いは、後者が過去における事実を叙述するに過ぎないのに対し、前者は過去の行為が現在に及ぼす影響を含んでいること。したがって現在完了は経験や継続を表すのに使われる。 過去の例: She went to India.「彼女はインドに行った(もう戻っているかもしれないし、戻っていないかもしれない)。」 現在完了の例: She has lived in India.「彼女はインドに住んだ経験がある」または「彼女はインドに(現在に至るまで)住み続けている。」 過去の例: She lived in India.「彼女は(過去のある時点で)インドに住んでいた(現在どこに住んでいるかは叙述していない)。」 古くは、自動詞の完了相は「助動詞"be"+過去分詞形動詞」によって表されていた。現在でも少数の自動詞は慣用的にこの形をとる。「少数」とはいえ、慣用により頻出である。 「助動詞"be"+現在分詞形動詞」によって表される。ただし、動作を表す動詞しか用いることはできない(例えば"know"や"have"は状態を表すので一般的には進行相にならない)。また、助動詞beを過去形"was", "were"にすることにより、進行相の過去時制を表現することが可能である。 英語の態は能動態(active voice)と受動態(passive -)があり、能動態においては動詞によって表される状態・動作を主語が行うことを表す。一方受動態は、主語が何らかの動作を「されている」ことを表す。受動態は「助動詞be+過去分詞」で表現され、その場合の真の動作主は by で導かれる前置詞句(prepositional phrase)によって表される。ただし、他動詞(transitive verb)に限定され、能動態において目的語を取らない自動詞(intransitive -)(例:"stand"「立つ」)は受動態にできない。また、助動詞beを過去形"was", "were"にすることにより、受動態の時制を表現することが可能である。 be動詞の原形はもちろんbeである。仮定法過去においては人称に関係なくwereとなる(主語がyou以外の単数の場合はwasが使われることもある)。過去分詞形はbeen、現在分詞、動名詞はbeingである。 助動詞 (auxiliary verb) は法、相などの文法的機能を担い、意味を担う本動詞と共に用いる。 助動詞には直後に原形不定詞を置くものと to不定詞を置くものがある。中でも、可能・義務・予定など、話者の意思を表すものは法助動詞 (modal auxiliary) と呼ばれ、助動詞の中でも使用の頻度が高い。 古英語・中英語期に、一般動詞として使用されてきたものが転じて助動詞となったものがある (例: can < cunnan 「〜できる」)。must を除く法助動詞は過去形を持ち、本動詞の代わりに語形変化をして過去時制を表す。 英語には元来、未来時制は存在しないが、will, shall, be going to を用いることによって未来を表せる。 分詞を後置する助動詞には have, be があり、各々過去分詞・現在分詞と結びついて完了相・進行相を形成する。この場合、have, be は主語の人称・数・時制に対応して一般動詞の場合と同様の語形変化をする。 助動詞が無い肯定文を、疑問文・否定文にするには、助動詞 do を用いる。その場合の do は主語の人称・数・時制に対応して語形変化する。その際の語順は、疑問文の場合、「助動詞 do - 主語 - 本動詞」となる。 ただし be 動詞と、古風なイギリス英語における所有を表す have は do を使わずに主語と倒置させて疑問文を作る。 否定文の語順は「主語 - 助動詞 do - 副詞 not - 本動詞」となる。一般に do と not が縮約して don't になる。疑問文と同様、be と古風なイギリス英語における have は、do を用いない。 助動詞がある肯定文を、疑問文にするには、助動詞を主語の直前に置き、語順を「助動詞 - 主語 - 本動詞」にする。 また、助動詞の直後に副詞 not を置くことにより否定文を形成する。am と may を除き、n't を含む縮約形がある。 否定文をさらに疑問文にするには、助動詞を主語の前に移動する。この時、n't を含む縮約形は 1 語と見なす。 硬い表現では縮約形を使わないが、この時、not は元の位置に留まる。am と may は縮約形が無いので、必ずこの形式になる。 動詞の種類にかかわらず don't (= do not) を文頭に置く。副詞の never を用いることもある。 助動詞と代名詞からなる 2 語の疑問文を文末に付加し、付加疑問文を形成する。付加疑問文では、文中の動詞と同一の時制、相をとる。なお、先行する文が肯定文の場合は付加疑問文は否定文となり、先行する文が否定文の場合は付加疑問文が肯定文となる。つまり、先行文と肯定・否定の関係を逆転させる。 日本語と違い、疑問が肯定的であるか否定的であるかに関わらず、回答が肯定文ならば yes、否定文ならば no で答える(日本語の場合の回答の「はい」「いいえ」は質問者の考えの正否を答えている)。ただし会話中では日本語と同様に質問者の考えの正否に基づいた用法をすることもまれではない。 正式な英語では二重否定は(その論理のとおりに)肯定を意味するが、無教養な話者の会話では否定の強調に使われることもある。一般に二重否定を用いることは好ましくないとされている。 元来独立して副詞(adverb)として存在してきたものに加え、古英語時代の接尾辞 "-lice" の流れを受け、形容詞に "-ly" を付けた物が多い。 前置詞(preposition)は、英語においては特に発達している。理由としては、中英語期まで名詞は主格(nominative)の他に属格、与格(dative)、対格(accusative)の格変化を持っており、語形変化によって他の語との意味的な関係を表していた。しかし現代英語に至って格が消失した結果、それを補うために前置詞が大きな役割を果たしている。 関係詞(relative)には、関係代名詞、関係副詞、関係形容詞がある。関係詞#英語に詳しいので、そちらを参照されたい。 英語は、他の多くのヨーロッパ言語が持っている名詞の格変化や動詞の人称変化のほとんどを失ったため、文中の格関係(誰が誰に何をどうするか)を語順に依存しており、したがって語順が固定的であり「文型」がはっきりしている。 日本の英語教育では、C・T・オニオンズ (C.T. Onions) の提唱した5文型という考え方が英語の基本文型として広く使われている。(実際には、5つの文型ではうまく説明できない文も存在するとし、5文型を強調しすぎることが却って学習の妨げになる、という主張も珍しくない。とはいうものの、下記の文型が主要かつ重要なものであることに変わりはない。)5文型という考え方は日本以外の国ではあまり一般的ではない。主語はS、動詞はV、目的語はO、補語はC、修飾語はMで表すことが多い。 通常、進行形の文は第2文型とは見なさず、動詞部分を原形や三単現の形にして文型を考える。また完了形も同様である。また受動態の文も第2文型とは見なさず(他の5文型にも含めない)、能動態にしたときの文型をもとに、それぞれ第3文型の受動態、第4文型の受動態、第5文型の受動態と考える場合が多い。群動詞を含む文は群動詞全体を1つの動詞と考えることが多い。 ランドルフ・クァーク (Randolph Quirk) は付加語A (adverbial) を加えた考え方を提唱している。付加語 A は修飾語 M とは異なり省略することができない。この考えでは従来の5文型にSVAとSVOAという文型が加わる。また第2文型のうちVがbe動詞の場合を特別に扱う考えもある(つまりS be C)。またA・S・ホーンビー (A.S. Hornby) は第3文型、第4文型、第5文型のOやCが不定詞や分詞や動名詞やthat節の場合などで細かく分類した文型を提唱している。 これは修飾語 M を除いたとき、主語 Sと述語動詞Vだけで文章が完結している文型である。このときそのVを完全自動詞という。 これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと主語を説明する補語Cで文章が成り立っている文型である。このときそのVを不完全自動詞という。このとき主語S⊆補語Cという関係が成立している。 第2文型における文の例:He is a teacher. (彼は先生です。)となり、これが最も基本的な核となる部分であり、もしこれが例として「彼は英語の先生です。」としたいならば、 "He is an English teacher." というように継ぎ足せばよい。 これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと動作の対象となる目的語Oで文章が成り立っている文型である。このときそのVを完全他動詞という。 第3文型における最も有名で分かり易い文としては I love you. (私はあなたを愛しています。)が挙げられる。 これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと動作を受ける人間接目的語IOとその動作を受ける人に対して動くもの直接目的語DOで文章が成り立っている文型である。このときそのVを授与動詞という。 間接目的語IOと直接目的語DOの位置を入れ替えると、前置詞が加わってS + V + DO + 前置詞 + IOという形になる。このときの前置詞はtoかforの場合がほとんどである(toの場合のほうが多い)。 これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと動作の対象となる目的語Oと目的語を説明する補語Cで文章が成り立っている文型である。このときそのVを不完全他動詞という。 第5文型における例文としては、 I think him a suspect. (私は彼を容疑者だと考えている、みなしている。)となる。このとき目的語O⊆補語Cという関係が成立している。第5文型における、この関係はイェスペルセンが考えた用語ネクサスの一種である。ネクサスとは主語・述語の関係をさすが、本来の主語・述語の他に第5文型の目的語と補語のような意味上の主語・述語も含まれる。 また、第5文型は基本文型とされているが、元の文における目的語Oを主語Sとし、補語Cを補語Cとするような文を含む実質上の複文の構造であるとも考えられることから、基本文型としては扱わないほうが実際的だという考えもある。 1世紀からローマ人がブリテン島に駐留して、ケルト系の住民を支配していたころには、ケルト語とローマ語が優勢だった。そのローマ人が 410年に本国に引き上げると、 5世紀半ばから 6世紀にかけて、ゲルマン系の人々(ジュート人、アングル人、サクソン人)が大陸からブリテン島に渡来して、先住のケルト人を支配するようになった。このころイングランドでゲルマン系の言語が定着した。ここから英語の歴史が始まる。(ゲルマン系の言語として。) ゲルマン系の単語のほかに、ラテン系の単語も混入しているが、これは、ノルマン・コンクエスト以降、貴族階級がノルマン語を話していたことの影響である。(時期的には 11世紀以降で、中英語。) 世界の英語圏地域。濃い青色は英語が公用語または事実上の(de facto)公用語となっている地域。薄い青色は英語が公用語であるが主要な言語ではない地域。 英語を第一言語としている人の数は3億8千万人程度で、言語人口第1位の北方中国語(約9億人)と比べかなり少ない。しかし中国語が主に中国国内および各地の中国人社会だけで通用しているのに対して、英語で意思の疎通ができるあるいは英語を理解できる人口を考えると状況は一変し、文句なしに世界最大の使用人口を誇る言語といえる。英米の影響などで英語が国際共通語として使われるようになったこと、商業言語として確立したこと、科学技術を伝達する主要な言語となったこともあり、第二言語 (English as a Second Language; ESL) として用いる人口は約6億人に上る。外国語 (English as a Foreign Language; EFL) として英語を学習・使用する人も多い。そのため、世界各国でイギリス方言・アメリカ方言などの英語の枠組みを超えた「新英語」が出現するようになった。 英語以外に先住民族であるケルト民族の言語(ウェールズ語・ゲール語など)が話されている。イングランドによる同化政策を経てケルト諸語話者は激減したが、現在はウェールズ語等の復興策もとられている。 アメリカ合衆国もイギリスと同様に、国家の公用語に関する法的な文章が存在しない。ただし州レベルでは英語を公用語とする州や英語とスペイン語を公用語と明文的に定める州もある。初期の頃は西ヨーロッパ系(特にゲルマン系)の移民が多く、英語優位の状況が確保されていたが、次第に東欧・南欧系が増え、さらにアジア・中南米(ヒスパニック問題を参照のこと)からの移民が大量に押し寄せてくると、英語の地位が揺るぎかねないといった風潮が英語話者(アングロ・サクソン系)の間で生まれてくる(イングリッシュ・オンリー運動)。 いずれにしても英語が国家の言語(国語)として通用しているのは事実で、教育の分野においては「バイリンガル教育かモノリンガル教育か」といった趣旨の問題がたびたび持ち出される。 現在オーストラリアで話されている英語は、イギリス英語が訛ったものである。訛りは比較的強いが、アメリカ英語程変化は激しくなく、オーストラリア映画などはアメリカ等の英語圏でも分る。 日本における英語は日常生活に必要不可欠なものとはなっていない。あくまでも科学技術や諸制度の吸収のための手段や通商の道具(商業英語)という位置付けである。TOEICで一定以上の得点が出せないと重要なポストに就けない企業があるものの例外的な存在である。 高校・大学受験、各種学校の必修・選択単位取得においては、英語を読解する能力が重視され、英文和訳を中心とした授業が行われている。アメリカ英語を正統、イギリス英語をオプションとして取り扱うケースが一般的であるが、これは世界の英語学習のなかでは特異な例に属する。また、せっかくの読解能力も日本語での出版活動が盛んであること、多くの洋書が日本語へ翻訳されることから日常生活ではあまり役立たない。 一方、英語を「話す」、「聞く」能力を特殊技能と見なす傾向が、日本には認められる。これは、日本ではイギリスの植民地であった国々とは違って、大学の講義が英語ではなく母語(日本語)で受けることができること(母国語で講義を受けることのできない国の方が多い)、英語を母語とする外国人が1%も国内に居住していない(欧米の植民地支配を受けていないため)などの複合的な要素によって、日本国内では英語を話す、聞く必要性に乏しいためである。 オランダ語を母国語とする人が英語を学ぶとドイツ語がある程度理解できるようになるそうである。(ラジオ番組 PASH!でDASH! 月曜まで60分 2007年9月9日放送分での柿原徹也の発言より) カテゴリ: 英語 | アメリカ合衆国の言語 | イギリスの言語 | カナダの言語 | オーストラリアの言語 | ニュージーランドの言語 | アイルランドの言語 | 南アフリカ共和国の言語 |
[ 70] 英語:スペースアルク
[引用サイト] http://www.alc.co.jp/eng/index.html
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